「ベストメンバーは加藤シゲアキ」手越祐也“運命の告白”に漂う無理やり感

 手越祐也にとってのNEWSでのベストメンバーは加藤シゲアキ——。そんな一節がNEWSファンの胸をザワつかせている。

 元NEWSの手越祐也にとって初の著書となる「AVALANCHE 〜雪崩〜」(双葉社)が8月5日に発売され、アマゾンでは総合1位に輝くなどベストセラーとなっている。過去に噂になった女性芸能人の名前をあげるなど“暴露本”的な要素もあるが、どちらかというと手越という人気アイドルの半生記という性格が強いようだ。

 だが記述内容については手越の主観が強く出ていることから、NEWSのファンからは強い拒否反応が続出しているという。というのも、著書で手越は唯一の同年齢メンバーである加藤シゲアキについて「一緒にいる時間が一番長い」「加藤との距離が一番近かった」と説明したうえで、冒頭の一節が飛び出すのだが、その主張がどうにも眉唾物だというのである。

「手越は加藤について『運命的としか言いようがない偶然の一致』があったと説明。それは1993年2月に2日間連続で同じ私立中学の受験会場にいたというものです。2月1日に慶應義塾普通部、翌2日に青山学院中等部を受験していたもので、加藤が青学、手越が明治大学付属中野中学に進学したため学校は別になったもの、『そんな縁もあるからか、何をやるにも加藤とはペースがピッタリ合いました』と綴っています」(芸能ライター)

 この記述だけだと2人が受験会場でお互いを認識していたようにも読めるが、手越は当時、まだジャニーズ入りに興味も示していない頃であり、加藤とは他人同士。つまり手越はそんな“他人時代”にすでに、加藤と同じ会場で切磋琢磨していたことに運命を感じたのだろう。だがそんな手越の感慨に、彼と同じ横浜市出身で、中学受験の経験者がこう疑問を呈する。

「2人は同じ横浜市在住の同級生だったのですから、慶應と青学の受験が被るなんて珍しいことではなく、全然“運命的”じゃないですよ。そんな同級生は数百人はいたはずですし、運命を感じるならむしろ“同い年で横浜市民同士”だったことじゃないでしょうか」

 手越は2人とも一人っ子であることや、仕事をまいて終わらせたい性格が一致することなどもあげ、加藤との縁を強調しているが、どうしても“こじつけ感”や“無理やり感”は否めない。

 だがその一方で増田貴久とのデュオユニット「テゴマス」の人気が高かったことから、加藤と小山慶一郎に対して「踊りでも歌でもテゴマスに勝ててない」と突き放していたことも明かしている。

 どうやら手越にとって“運命的”かどうかは、あくまで「手越基準」で変わってくるようだ。

(北野大知)

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