ニッポンの土地「誰のものだったのか」大研究(2)藤原道長の“荘園長者”説に疑問符〈奈良~平安時代〉
しかし、この班田収受の法が崩壊する原因もまたその税の仕組みにあった。河合敦氏の解説。 「租は現在で言えば住民(地方)税なので、住んでいる国に納めればよかったのです。しかし、男は租以外にも庸や調とい...
しかし、この班田収受の法が崩壊する原因もまたその税の仕組みにあった。河合敦氏の解説。 「租は現在で言えば住民(地方)税なので、住んでいる国に納めればよかったのです。しかし、男は租以外にも庸や調とい...
歴史家で高校の歴史教師だった河合敦氏は、「荘園制度は、実は受験生にとって最大の泣き所なのです。教える先生のほうもよくわからない人が少なくない」と明かす。 そもそも、日本の土地は誰のものだったのだ...