小池百合子都知事が「マラソン札幌移転決定」で若返ったと評判

 苦渋の「合意なき決定」で、東京オリンピックのマラソンと競歩を札幌で開催する案を飲んだ小池百合子東京都知事(67)。10月16日に国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が唐突に「札幌移転」を打ち出した際の小池知事の怒りは、相当なものだったという。都庁関係者が証言する。

「小池都知事がコース変更の件を聞かされたのは、まさに発表直前のこと。側近の職員いわく、『させません!』という怒声が都知事室に響き渡ったそうです」

 そしてあの問題発言も、怒りの中で飛び出したという。

「『涼しいところがいいのなら、北方領土でやったらいいじゃないの!』と知事室でしきりにまくしたてていた、と聞きました。結局、翌日に同じ趣旨のことを公の場で発言して批判を浴びることになるのですが、これが都知事の頭の中で真っ先に出てきた言葉だったようです」(前出・都庁関係者)

 その怒りの矛先は、大会組織委員会の森喜朗会長(82)にまで及んでいる。

「IOCの札幌開催案に理解を示した森会長への怒りもすさまじい。都知事が側近に『森さんこそ、私のメンツが潰されてうれしいでしょうね』とイヤミを漏らしたと、もっぱらですよ」(前出・都庁関係者)

 そこからの小池都知事は「とくダネ!」(フジテレビ系)、「news23」(TBS系)、「サタデーステーション」(テレビ朝日系)など次々とテレビに生出演して「東京開催」を切実に訴えたのだが─。都庁関係者がさらに明かすには、

「こうしたテレビ出演から小池都知事の気合いが表情に表れている、と都庁内で話題になっているんですよ。『札幌開催の話が浮上して以降、いきなり小池都知事の外見が若返った』と評判なんです。出演ラッシュを見越して、若作りメイクに力を注いでいるのだとは思いますが、内輪では『怒りの若返り』と呼ばれています」(前出・都庁関係者)

 結局は札幌移転が正式に決定となったが、五輪本番までその若さをキープしてほしい。

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