激安価格で話題の「昼だけうなぎ屋」が、フランチャイズ店舗の拡大を進めている。2025年1月25日には福島県郡山に初出店が予定されており、早くも地元住民からオープンを待ちわびる声が上がっている。
同店は厳選されたニホンウナギを炭火で焼き上げ、リーズナブルな価格で提供することで人気を集めている。例えば1尾まるまる使用したうな丼が2000円代中盤と、一般的なウナギ店の約半分の激安価格にできるのは、既存の店をランチタイムだけ間借りして営業しているためだ。
公式インスタグラムでは、重箱に山のように盛られたうなぎの蒲焼きの写真や動画が連日のようにアップされており、中には380万回再生されている動画も。現在は名古屋市の栄本店を始め、大須店、名駅店など愛知を中心に5店舗を展開しているが、ここにきてフランチャイズ化を急速に進めているようだ。
「激安うなぎといえば、近年店舗を一気に全国拡大させている『鰻の成瀬』が人気になっています。メニューは並(海外養殖アメリカ種)、上(海外養殖ニホンウナギ)、特上(国産ウナギ)の3種類で、それぞれにうなぎの量が異なる松竹梅が設定されています。価格は一番安い並の梅で1600円。『昼だけうなぎ屋』と真っ向ぶつかる価格なだけに、今後は激しいライバル争いが繰り広げられるでしょうね」(フードライター)
すっかり高嶺の花となってしまったうなぎ料理だが、「昼だけうなぎ屋」や「鰻の成瀬」のような“大衆のうなぎ屋”をコンセプトにする店が増えるのは庶民にとって嬉しい限り。近くにあれば食べ比べをしてみるのもいいかもしれない。
(ケン高田)