私人逮捕系YouTuber「連続逮捕」で大困惑!鉄道・旅行系動画は「撮影不可」になるのか

 一時はリアルスカッと系動画としてもてはやされたが、11月に立て続けに名誉毀損などの容疑で逮捕者が出て、今や完全にブーム終了を迎えてしまった私人逮捕系YouTuber。

 彼らが主に撮影していたのは、駅や列車内での痴漢・盗撮犯と疑わしき人物を「私人逮捕」するまでの一部始終で、逮捕された私人逮捕系YouTuberの1人である「ガッツch」の運営者は、プロではないが格闘技の経験者だった。駅構内で相手男性を投げ飛ばしたり、担ぎ上げて身柄を拘束する様子が映され、これが動画の見せ場の1つになっていた。

 ところが、こうした騒動のとばっちりを受けているのが、鉄道系や旅行系動画の配信者たちである。両者の間には何のつながりもないように思えるが、どちらも駅や列車内で撮影した映像をアップしている。そのため、「撮影が禁止されるかもしれない」と戦々恐々としているのだという。

「個人的な趣味であれば問題ないですが、厳密にはテレビや雑誌、ウェブメディアなどに掲載する場合は事前の撮影許可が必要です」(鉄道ジャーナリスト)

 実際、私人逮捕系YouTuberの逮捕を受け、鉄道各社は、他の乗客の肖像権やプライバシーの侵害を理由に「撮影や配信は控えてほしい」といった内容の声明を出している。

 ただし、大手鉄道会社の社員は、「会社としてコメントを求められたらそう言わざるを得ない。でも、撮影禁止などの措置に踏み切ることは現状ではないと思う」と明かす。鉄道系YouTuberの第一人者として知られるスーツ氏も、自身の動画やXの中で「今後も今まで通り続けていく予定」とコメントしている。

「基本的に鉄道系や旅行系YouTuberは撮影マナーを守る人が大半で、鉄道会社も撮影協力に応じるなど良好な関係を築いているケースがほとんど。勝手に撮影して配信された動画も鉄道会社にとってはある種のプロモーションになり、黙認の形を取っています。少なくとも迷惑系鉄道YouTuberみたいなのが出てこない限りは大丈夫だと思います」(前出・社員)

 撮影・投稿の際には相応のマナーを守る、という当然のことが求められているに過ぎないのだが…。

ライフ