米経済誌「フォーブス」が発表したMLB選手の今季の総収入ランキングで、6500万ドル(約86億3000万円)と堂々の1位となったエンゼルスの大谷翔平。これは、MLB史上の最高額だが、実は、野球以外も含めた世界の全アスリートの中でのトップというわけではない。
同誌が昨年発表した22年版の全アスリート総収入ランキングによると、1位はサッカーのメッシ(パリSG)の1億3000万ドル(約172億6000万円)、2位はバスケットボールNBAのレブロン・ジェームス(ロサンゼルス・レイカーズ)の1億2120万ドル(約160億9000万円)、3位はサッカーのC.ロナウド(アル・ナルス)の1億1500万ドル(約152億7000万円)となっている。
ちなみに今季の大谷の総年収を同ランキングに当てはめると、7度の年間王者に輝いたF1ドライバーのルイス・ハミルトンと同じ17位タイ。意外なことにトップ10にすら入っていないのだ。
「ちなみに今年の1位はC.ロナウドと言われています。潤沢なオイルマネーを有するサウジアラビアのクラブに移籍し、年俸は推定7500万ドル(約99億6000円)。これに広告収入などを合わせると、総収入は昨年のほぼ倍の2億ユーロ(約287億8000万円)と伝えられています」(スポーツ紙記者)
ただし、大谷はエンゼルスと今季限りの1年契約。移籍か残留、いずれにしても来季からはメジャー史上最高額となる長期の大型契約を結ぶことが確実視されている。
昨年、「ニューヨークポスト」は彼の実績や能力、年齢に見合った年俸を6000万ドル(約79億7000万円)と算出。これに今季の推定広告収入3500万ドル(約46億5000万円)を加えれば126億2000万円となる計算だ。
それでもC.ロナウドの半分にも届かないが、ともあれ、大谷は今や、野球という競技の枠を超え、収入面でもスポーツ界のスーパースターとなったようだ。