3月30日、コンビニエンスストア大手の「ローソン」は、月額1500円で毎日コーヒーが1杯飲めるサブスクリプションサービス「MACHI café Prime(マチカフェプライム)」の実証実験を、4月4日から愛知県内の約620店舗で開始すると発表した。需要があれば全国への拡大も検討するというが、ネット上では早くも全国展開を希望する声が殺到している。
「マチカフェプライムは1杯110円の『コーヒーS』のアイスかホットを1日1杯で1カ月間飲めるサービスで、毎日飲めば1杯50円程度と通常価格の半額以下で購入できる計算になります。また、110円以上の商品は差額を支払えば購入可能なので、マチカフェをよく利用する人には嬉しいサービスなのではないでしょうか」(ネットライター)
利用券は4月4日から6月25日まで販売され、利用は4月16日から7月31日まで。Pontaカードもしくはdカードと連携したローソンアプリが必要で、店舗でデジタル会員証を提示することで購入できる。利用券を購入すると、サブスク加入期間中は1日1回、アプリに当日のみ利用できるクーポンが配布されるという。
「カフェチェーンでも取り入れているところはありますが、ドリンクのサブスクはなかなか定着しないのが実情ではあります。ただ、JR東日本の駅ナカに設置されている自販機で1日1本ドリンクを受け取れるサブスク『every pass』は募集枠500人に対して約9000人の応募が殺到した例もあり、通勤、通学などで毎日のように足を運ぶ場所であれば需要があることは間違いありません。コンビニによるドリンクのサブスク導入は非常に理にかなっていて、コーヒーついでに他の商品も手に取ってもらうことで客単価は確実に上がる。客と店でウィンウィンと言えるでしょう」(経済ジャーナリスト)
愛知での実証実験の結果はどう出るか。
(小林洋三)