誰もが持田香織の歌声に! 話題の「なりきりマイク」モノマネ業界への影響は?

 先月25日のサービス開始以来、連日大好評の大手カラオケチェーン「ビッグエコー」が導入している「なりきりマイク」。10月11日までの期間限定だが、声質の低い男性でもEvery Little Thingの持田香織そっくりの歌声になるというとんでもない代物だ。

 これは音楽メーカーのヤマハが開発した「TransVox(トランスヴォックス)」と呼ばれるAIを使った新技術で、いわゆる従来のボイスチェンジャーとは仕組みが異なる。ELTの曲を数多く聴かせることで彼女の声質を学習させ、瞬時にその人の本来の歌声を持田香織の声として変換してくれるという。

 人気アーティストになりきって歌えるという夢のアイテムの登場にテレビをはじめ、ネットや新聞、雑誌などがこぞって紹介。実際にビッグエコーで歌ってきたことをSNSで報告する人も後を絶たず、関係者も驚く予想以上の大反響となっている。

 ちなみにこのなりきりマイク、現時点で変換可能なのは持田香織のみだが、AIに覚えさせれば誰の声でも覚えさせることが可能。その結果、芸能界におけるモノマネの在り方が今後大きく変わってくるかもしれないのだ。

「正統派の歌マネ芸人は間違いなく危機感を覚えているはず。一方、見た目だけソックリで歌声がイマイチだった人は、完璧なクオリティのモノマネ芸人になれるチャンスです」(エンタメ誌ライター)

 また、テレビのモノマネ歌番組もこれまでとは違う内容になると指摘する。

「実は、声質こそ本人と瓜二つになれますが、ビブラートや抑揚、間のとり方といった点まで再現するわけではないんです。だから例えば、そうした細かい部分の精度を競うようになるとか、見た目やパフォーマンスもこれまで以上に重視されそうです。そうなるとコロッケさんのような個性的なモノマネをする人が重宝されるかもしれません」(同)

 ただし、彼のようなモノマネ芸人は少数派。裏を返せば新規参入のチャンスともいえ、近い将来モノマネ芸人の勢力図がガラッと変わる可能性もありそうだ。

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