大苦戦!太川陽介&蛭子能収「旅バラ」がなりふり構わず繰り出した策とは?

 鳴り物入りでスタートしたものの、視聴率がいまひとつの「太川蛭子の旅バラ」(テレビ東京系)。5月16日には早速、太川陽介と蛭子能収が「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」に復活する策を繰り出していたが…。

「旅バラの視聴率低迷の理由の1つが、看板企画『ローカル鉄道寄り道旅』の不振があります。この企画は旅のルールがわかりづらいとして、不評なんです」(テレビ誌ライター)

 同企画のルールは、指定されたローカル路線に乗って、決められた時間までに目的の駅を目指すというもの。その際、旅の資金は途中下車して名所・名物を発見することでゲットでき、駅ごとに利用者数から割り出した金額が設定されている。こうして獲得した資金で宿泊費までまかなうという、バス旅に比べるとなかなかわかりにくいルールだ。

 そのためか、6月27日放送の「ローカル鉄道寄り道旅」は一部リニューアルされていた。一番の変更点は、各駅での名所の判定方法。これまでは近隣住民から情報を聞き出し、それが名所・名物であるのかどうかの判断はディレクターが下していた。

「ディレクターの判断基準があいまいで、番組をわかりづらくしていたと思います。そのことは制作サイドも認識していたのでしょう。今回から、事前に観光協会や鉄道会社、地元のタウン誌が駅ごとに名所をピックアップすることになりました。事前に決めておくことで、ルールがわかりやすくなりました」(前出・テレビ誌ライター)

 新ルールは視聴者におおむね好評のようだ。

「さらに、今回から視聴者プレゼントも始まりました。旅が成功した場合、太川らがゲットした金額と同額の旅行券を抽選で1名にプレゼントするそうです。視聴者プレゼントは単純かつ基本的な策ではありますが、ファン獲得の効果は意外と大きいんです。今回のテレビ東京の対応を見ると、もうなりふり構わずに視聴率を取りにきているのが伺えます」(前出・テレビ誌ライター)

 攻勢に出たテレビ東京。それは実を結ぶだろうか。

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