YouTube「低評価」数を非公開対処も「迷惑系を何とかして」指摘が殺到!

 動画共有サイトのYouTubeは、「クリエイターを嫌がらせから守る取り組み」として低評価ボタンを押すことで表示される“低評価数”を非表示にすると発表した。10日から段階的に適用されるというが、これには「そんなことより迷惑系YouTuberをどうにかしてくれ」といった意見が殺到している。

 ソーシャルメディアにおける高評価や低評価は、ユーザーに対して精神的悪影響を及ぼすという指摘が研究者らから出ており、YouTubeは今年4月から低評価数を非表示にするテストを実施してきた。すると不当に低評価を押す、いわゆる“低評価荒らし”行為が減ったことが明らかになったという。

 今後も低評価ボタン自体は継続され、動画投稿者もYouTube Studioの管理画面からは低評価数を確認することができるというが、YouTubeは「我々にとってはこれが正しい選択であると確信している」と説明している。

 しかし、この取り組みに対してネット上では《低評価数を非表示にしたところで、そんな大きな影響あるか? そんなことするなら、迷惑系を取り締まってくれた方がよっぽど有益》《マジで迷惑系を野放しにしている方が問題。ああいうやつらは収益化を停止してくれ》《人に迷惑かけてお金を稼いでいる人たちをどうにかしろ》など、迷惑系YouTuberを規制すべきといった声が相次いでいる。

「昨年7月、愛知県岡崎市のスーパーマーケットで支払い前の魚の切り身を食べたとして逮捕されたへずまりゅうが大きな話題となり、『迷惑系YouTuber』という言葉が広く世間に認知されるようになりました。その後、有罪判決が下され、迷惑系をする人も減るかと思われましたが、今年8月には街を歩く女性に声をかけイタズラしたYouTuberグループに批判が殺到。また、YouTuberの迷惑行為は世界的に問題となっていて、今月8日にはアイルランドで行われたラグビー日本代表の試合に乱入する騒動も起きていますからね」(ネットライター)

 YouTube側はいったいいつまで彼らを野放しにしておくのか。

(小林洋三)

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