今年6月に「週刊文春」のスクープで発覚したアンジャッシュ・渡部建(48)の不貞スキャンダル。複数の女性と不貞関係を持ったばかりか、密会場所のひとつに「多目的トイレ」があったことから、世間から激しいバッシングを浴びることとなった。
活動自粛からおよそ半年、ついに渡部がテレビ地上波で復帰するという。近年は、NHKの「紅白歌合戦」を除く民放番組のなかでトップの視聴率を稼ぎだす大晦日恒例のバラエティ「絶対に笑ってはいけない」シリーズにサプライズ出演を果たすというのだが……。
「11月16日にニュースサイト『週刊女性PRIME』が口火を切る形で、『スポーツニッポン』も後追い記事を掲載。番組でドッキリを仕掛けられる立場にある松本人志さんは、11月22日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、一連のニュースに触れて『収録前にネットニュースで知らされる。考えられないですよね』と激憤していました」
前出の「笑ってはいけない」シリーズの収録は11月18日に行われたようだ。11月24日発売の「FLASH」によれば、ロケは神奈川県にある「生田スタジオ」を中心に行われ、バスに乗って周囲のよみうりランドやジャイアンツ球場をめぐる“ネタ見せバス”のコーナーも収録されたという。
高視聴率を稼ぐ人気番組だけに、世間の注目度は高い。その一方で過熱する一方の「笑ってはいけない」関連の報道に、松本人志がTwitterで苦言を呈する一幕もあった。11月23日の早朝に「東スポweb」で配信された「アンジャ渡部建が〝不倫三銃士〟結成か」と題した記事に《めちゃくちゃガセです。 面白くないよ。東スポ。》とツイートしたのだった。日本テレビ関係者が激憤を代弁する。
「視聴者へのサプライズを大切にする松本さんが怒るのも無理はありません。『笑ってはいけない』の収録は例年、極秘裏に進められていますが、やはり関わっているスタッフが多いせいか、収録日やロケ地に関する情報が漏えいするのはいつものこと。埼玉の山奥でロケを行った時も、週刊誌メディアがその情報を嗅ぎつけて、マスコミ対策の警備スタッフを雇ったほどですからね」
とはいえ、渡部建が何らかの形で番組に関わっているのは各メディア既報のとおり。いったいどんな復帰プランを描いていたのだろうか。
「たしかに、不貞スキャンダルからこの番組で禊を済ませた袴田吉彦さん(47)や原田龍二さん(50)と“三銃士”を結成すれば話題にはなりますが、まだ謝罪会見で説明責任を果たしていない渡部さんとは温度差がありすぎます。プライドの高い渡部さんのことですから、意外とマジメに謝罪する場面を設けたのではないかと見られています。ただ、今回の渡部さんの復帰のニュースが出たことによって、世間からは『まだ早すぎる』『渡部が出るなら見ない』といった批判的な声が殺到。このままではスポンサーもいい顔をしないでしょうから大晦日の放送は見合わせて“お蔵入り”にしてから年明けの放送で『未公開シーン』としてオンエアする可能性が高くなりそうです。とはいえ、番組サイドが渡部さんを口説く際に『禊は年内に済ませましょう』という口説き文句でオファーしたとの情報もあり、そうなると約束を破ったことになってしまう。いずれにしても番組内で渡部さんがどんな扱いになるか、まったくわからない状況です」(前出・日テレ関係者)
これまで数々の芸能人が「笑ってはいけない」シリーズで禊を済ませて復帰を遂げてきたが、舞台裏は笑えない事情があふれているようだ。
(倉田はじめ)