《沢尻薬物事件には黒幕がいる!!》
11月20日付の「東京スポーツ」が、こんな見出しで沢尻エリカ(34)の「違法薬物事件」の“その後”を伝えて話題となっている。沢尻が逮捕されたのは昨年11月。その際に沢尻の長年の友人として脚光を集めたのがイベントプロモーターのAさんだった。
「Aさんは沢尻さんが逮捕直前に顔を出したクラブイベントをオーガナイズしたと言われています。逮捕当時、一部の週刊誌メディアは、過去にAさん主催のイベントに沢尻さんが来場し、違法薬物を使用していたとも報じました。沢尻さんのパリピ遍歴や薬物事件の裏側を知り尽くす人物として、マスコミ各社がその行方を追っていましたが、一時は海外に身を寄せていたとも言われています」(芸能関係者)
先の「東スポ」報道によれば、そのAさんが長い沈黙を破って、約1年ぶりにSNSを更新。《新しいスタートを切りたいから》という思いから、沢尻の逮捕劇は《とある心ない“人物”による告発によって引き起こされた》と告白。さらに《その“人物”が、とある団体に話した内容によって日本中を騒がすような『事件』が起こりました。その“人物”は、この『事件』の裏で大きく関わっていたのがこの私だというような、あることないことというよりも、ほとんどが『なかったこと』をでっちあげて、とある雑誌社に話しました》と事件の黒幕について言及したというのだ。つまり、この告発が事実ならば、沢尻の薬物事件とその後のAさんをめぐるバッシング報道は、ある一人の人物によって引き起こされたということになる。
薬物犯罪に詳しいジャーナリストはこう語る。
「確かに沢尻さんをめぐる報道には不可解な点がいくつもありました。なぜ、沢尻さんが警察に逮捕される前に、テレビ局や雑誌メディアが、逮捕前夜の姿をおさえることができたのか。あくまで推測ですが、沢尻さんの薬物所持を警察に密告した人物と、マスコミにリークしたのが同一人物ということ。すでに沢尻さんは執行猶予3年の有罪判決を受けていますが、事件において“渦中のキーマン”と報道されたAさんにしてみれば、なんとしても汚名を晴らしたい。そんな気持ちが伝わってきます」
さらに前出のジャーナリストは警察に“チンコロ”した人物について、「芸能界の人脈が豊富で音楽業界では名の知れた大物Zではないか」と推察したうえで、次のように語る。
「これまで“薬物疑惑”がささやかれたミュージシャンや俳優とも親交があり、本人にも『重度の中毒者ではないか』といった噂が絶えない人物。このZに調達できないブツはないとも言われ、音楽イベントなどでは顔パスで大物ミュージシャンの楽屋に入っていく姿がよく目撃されています。気がかりなのは、現在発売中の『実話ナックルズ』(大洋図書)が、《『恋×づ』俳優X××常習吸引か》と題して当局の捜査対象にのぼった俳優の素行を報じていますが、人気ドラマ『恋×づ』に出演していたとされる役者Xは大物Zとも親交があると言われ、沢尻さんとも共演歴がある。このZについては、『周囲で逮捕者が続出しているが、なぜか当人だけはパクられない』と警察との関係性を指摘する声もあがっており、この『恋×づ役者』に捜査の手がおよぶ可能性は十分に考えられます」
世間を震撼させた「沢尻エリカ事件」から1年、警察と太いパイプを持つ“黒幕”の暗躍によって、芸能界から次なる逮捕者が出ないことを祈るばかりだ。
(倉田はじめ)