お金目当てじゃなかった!? 現役看護師が告白「私がピンク産業で働く理由」

 日本国内でピンク産業に従事する人の数は、一説によると30万人。それだけの女性が働いていることに驚かされるが、彼女たちの中には本業を持っている者も少なくない。

 ピンク産業に詳しい記者歴20年のベテランライターは、「これまで業界で働く3000人近い女性を取材してきましたが、私が取材してきた中で最も多かった職業は看護師」と話す。

 確かに、現役看護師が働くケースは昔から多かったそうで、キャリア15年の元スカウトマンも「自分が紹介した女性の職業で一番多かったのは看護師でした」と明かす。だが、そもそもなぜピンク産業で多くの看護師が働いているのだろうか?

 実際にお店で働いた経験のある看護師A子さん(29歳)は、「一番の目当てはお金だけど、ストレス発散もある」と動機を告白する。

「入院患者の方がいる病棟の担当で、仕事中は一瞬も気を抜けないんです。看護師の仕事は好きですが精神的に疲れるんです。それを趣味と実益を兼ねて解消させてもらっている部分はあります」

 働くにあたっても抵抗などは思ったほど感じなかったという。

「これはピンク産業のバイトを経験した私以外の看護師にも言えると思いますが、男性のアレを見たり触れる機会は職業柄多いんです。だから、言い方は悪いですけど、OLさんや普通の接客業をしている方に比べると扱いに慣れてるっていうのはありますね。さすがに患者さんの場合は、お客さんのように触っても大きくなることは滅多にないですけど(笑)」

 また、ピンク産業のお店は出勤シフトが自由に決められるのも看護師に好まれる理由のひとつ。街のクリニックではなく総合病院に勤めている場合、昼間の日勤や夕方からの準夜勤、翌朝までの夜勤など勤務時間はバラバラだ。出勤可能な時間帯が日によって異なる看護師にとっては、非常に働きやすいアルバイトだと言える。

 ピンク産業で働く看護師が多い背景には、やはりそれなりの理由があったようだ。

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