11月4日、とあるユーザーが「え待って……wチロルチョコに虫入ってたしかも生きてるし…」とXに投稿。ネット上をザワつかせたが、これを受けたチロルチョコ公式アカウントの対応に称賛の声が相次いだ。
チロルチョコの虫混入を主張していた投稿者によると、チョコは「2.3日ほど前にパーティーやるように買いました」とのことで、「私だけではなく友達のものにも入ってました」と、大量の芋虫と成虫のようなものも混じっている画像や動画を投稿していた。
これに同日、チロルチョコ公式アカウントは「投稿主様にDMを送りご返信をお待ちしている状況です」とした上で、「投稿のお写真は毎年発売の季節商品と思われますが 今年は2週間後の発売のため、昨年以前に発売された商品と推察されます」として、2、3日前では購入できないもので、長期間放置された可能性があることを指摘したのだ。
公式アカウントの素早い対応にネット上では《包み紙で一瞬で見抜くとは公式様さすがっすwww》《2週間後に発売する季節商品に虫がいたとか言われてはたまらんもんな。チロルチョコ公式も本気を出さざるを得ない》といった声が寄せられていた。
「実は2013年6月にも『チロルチョコの中に芋虫いた。どーゆーこと?ありえない。もう絶対に食べない。これ見ないで食べてたら、わたし芋虫食べてたってこと?怖すぎる』とツイッター(当時)に投稿されたことがあり、その際にもチロルチョコ公式は『ツイートされている商品は昨年の12月25日に最終出荷した商品で掲載されている写真から判断しますと30日~40日以内の状態の幼虫と思われます』と毅然とした態度で返信しています。ある意味、こういった対応には慣れていたのかもしれません」(フードジャーナリスト)
なお5日になって、チロルチョコに生きた虫が入っていたと主張していたXユーザーは一連の投稿をすべて削除。さらに保護者を名乗る人物が「今回投稿したチョコは、最近購入したものではなく、保存状態の悪いまま長期間保管していたものでした」と説明し謝罪している。チロルチョコ公式も「投稿主のご家族様とご本人様からお詫びのご連絡をいただきました」と報告。今後は、こうした商品価値を傷つけるような投稿が行われないことを願うばかりだ。
(小林洋三)
※写真はイメージ