那須・夫婦遺体事件「長女逮捕」で急展開!トラブルの鍵は「宝島ロード」か

 2024年4月、栃木県・那須町で会社役員の宝島龍太郎夫婦の遺体が見つかった事件が急展開を見せた。警視庁・栃木県警合同捜査本部は6月27日、殺人の疑いで夫妻の長女で会社役員の宝島真奈美容疑者を逮捕した。

 真奈美容疑者は4月15日深夜から16日未明にかけ、東京・東五反田の空き家ガレージで、実行役らと共謀して首を絞めるなどして宝島さん夫婦を殺害した疑いが持たれている。

 この事件を巡っては、真奈美容疑者の内縁の夫で主導役とされる会社役員の関根誠端容疑者ら男6人が夫婦に対する死体損壊罪などで起訴され、殺人容疑で再逮捕されている。

 宝島さん夫婦は東京・上野のアメ横近くの繁華街で約20店舗の飲食店を経営。関根容疑者はうち数店のマネジャーを務めていたが、経営方針を巡ってトラブルになっていたと見られている。真奈美容疑者は宝島さん夫婦が経営する会社で役員を務めていたが24年1月に退任。事件後に代表取締役に就任していることから、関根、真奈美両容疑者が飲食店の経営を独占するために殺害を計画したという見方が強まっている。

 宝島さん夫婦と、関根、真奈美両容疑者の間でどんなトラブルがあったのか、真相は明らかにされていないが、カネがらみであったことは誰もが推測するところだ。

「約20店舗の飲食店を経営しており、全てが黒字店とも限りませんが、宝島さん夫婦の店のある通りが〝宝島ロード〟と呼ばれていたことから、相当の収入があったと思われます。一部メディアによると、宝島さん夫婦は高級タワーマンションに住んでおり、韓国や中国出身のアメ横の店舗経営者から『シンボリックな経営者』として尊敬されていたといいます。いずれ跡を継げたのにと考えると、親の命を奪って自分の人生も台無しにしたとすれば愚かすぎる犯行でしょう」(週刊誌記者)

 カネが人を狂わせたのか。

(石田英明)

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