空港ラウンジや飲食店がタダに! マイル上級会員ではなくてもVIPが味わえる裏ワザ

 利用にはビジネスクラスなど上級クラスの座席での搭乗券、または航空会社の上級マイル会員が必要な、空港ラウンジ。なかにはゴールド以上の特定のクレジットカード所有者が入れるラウンジもあるが、いずれにしても庶民にとって高嶺の花であることは間違いない。

 だが、これ以外にも実質無料で空港ラウンジを利用できる裏ワザがある。「プライオリティ・パス」を使っての入場だ。

 このパスは、英国にある同名企業が行う世界1300カ所以上の空港ラウンジが使用できるサービス。無制限で利用できるプレステージ会員の場合、本来は469ドル(約7万3000円)と高額な年会費が発生するが、複数のクレジットカードには「初年度年会費無料」という特典が付いている。つまり、年度内に解約すればその間はタダというわけだ。

 日本国内では羽田、成田、関西、中部、福岡の5空港に13カ所。国内線でも利用可能なのは7カ所で、うち羽田と成田、関空にある計5カ所のラウンジは制限エリア外にあるため、搭乗前だけでなく到着後でもOK。なかでも関空にある「ラウンジNODOKA」は、シャワールーム完備で24時間営業となっている。

「プライオリティ・パスで利用できるのはラウンジだけではありません。羽田空港第3T直結のホテル内にある『ALL DAY DINING GRANDE AILE』や成田空港第3ターミナルの『ぼてぢゅう屋台』など、パスで利用可能な飲食店は3400円相当のメニュー、セントレア(中部)の展望風呂施設『くつろぎ処』は入浴+食事のセットプランがそれぞれ無料です」(旅行誌編集者)

 さらに、成田空港第2T直結のカプセルホテル「ナインアワーズ」はデイユースなら無料(※予約不可)。他にも羽田空港の「足湯カフェ&ボディケアLUCK」(第1T)や鹿児島空港の「ボディケアLUCK」は3400円割引だ。

 初年度年会費無料の特典が付くクレジットカードはその多くがプラチナカード以上だが、「セゾンゴールド・アメックス」のように一部のゴールドカードにも対応。しかも、年会費が発生する2年目以降も通常よりもかなり安い(※同カードの場合は1万1000円)。

「制限エリア外の施設なら発着ターミナルとは別のターミナルでも利用できますし、1日にラウンジや各店舗のはしごも可能です」(同)

 1回でも利用すれば確実に元が取れるこの裏ワザ。このために新たにクレジットカードを作っても試してみる価値はありそうだ。

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