今年もついにコンビニ各社による「冷やし中華はじめました」の季節が到来した。
夏の定番商品として毎年各社がしのぎを削っている「冷やし中華戦争」は、もはや中華料理店の味に匹敵するクオリティにまで高まったと言われている。そんな進化が止まらない大手コンビニ4社の冷やし中華を実際に食べ比べてみた!
セブンイレブン「9種具材の冷やし中華」(626円 税込、以下同)=写真左上
錦糸玉子、チャーシュー、ハム、海老、きゅうり、紅生姜、カニカマ、もやしときくらげのごま油和え、わかめのごま和え等々、大量の具材が乗った冷やし中華は豪華絢爛。チャーシューも大ぶりで、ぷりっとした食感のエビも入って贅沢感を味わえる。スープは甘めで酸味もキツくないので大人から子供まで楽しめ、食べごたえも十分だ。強いて難点を挙げるとすれば、器が浅いので麺とスープを混ぜる時にこぼれそうになることくらい。まさにお店顔負けの冷やし中華に仕上がっている。
ローソン「8種具材の冷やし中華」(559円)=写真右上
北海道産の小麦「きたほなみ」を使用した「たまご麺」が特徴。ツルツルシコシコと食感も良く、麺の味わいがかなりしっかりとしている。柑橘の爽やかな酸味を感じるスープとの相性もよく、夏にぴったりな爽やかな味わいだ。具材はゆで卵、錦糸玉子、ゆでもやし、きくらげ、チャーシュー、きゅうり、味付きくらげ、紅生姜の8種類。チャーシューとくらげが本格的で、全体的なバランスも非常に良くまとまっている。
ファミリーマート「ごまだれ冷やし中華」(540円)=写真左下
ファミリーマートにはこの他にも「爽やかな酸味のスープ 冷し中華」(598円)も発売されているが、あえて他店とは異なるごまだれをチョイスした。甘みとコクのあるごまだれは麺にしっかりと絡み、濃厚な味わいだがしつこさはない。蒸し鶏のほぐし身とごまだれとの相性は言わずもがなで、棒々鶏のようにさっぱりといただける。食べた感はしっかりあるが、カロリーは405キロカロリーとヘルシーなのも嬉しい。ラー油を用意すれば担々麺風にアレンジして楽しむこともできる。
ミニストップ「しっとり柔らかチャーシューの冷し中華」(572円)=写真右下
特徴はなんと言っても2枚入ったおおぶりなチャーシューだろう。バラ肉を使用したチャーシューは赤身と脂身のバランスも良く、頬張ればしっとり柔らかい。肉のうま味もしっかりと感じられ、かなり食べごたえがある。麺は少し甘めで、酸味がしっかりと効いたスープとの相性も良い。チャーシューの他にももやしきくらげごま油和えや、味付けしいたけなど全8種の具材が入っているので、満足度が非常に高い仕上がりになっている。
いずれ劣らぬ各社の冷やし中華。どれを選んでもハズレはないと思われるが、順番に試してみて好みの味を探してみるのも一興かも。