日本一早い「プロ野球2023」大予測! 初芝清「オリックス投手陣はまるで黄金期の西武のよう」

 昨季は両リーグともに連覇となったが、今季は地殻変動が起こるのか? 球界の賢人4人に無理を承知で、キャンプ前から日本一早いペナント予想を依頼した。「ミスターロッテ」こと初芝清氏の答えとは――。

 今季のロッテは、昨季までの外国人選手が一気にいなくなった状態。野手では主軸ながら振るわなかったマーティン(34)、レアード(35)が退団し、残留交渉が失敗した守護神のオスナ(27)は、ソフトバンクに流出しました。日本球界で実績のあるメルセデスを巨人から補強しましたが、もう1人の新外国人・カスティーヨ(27)は未知数。どんな新しい戦力が出てくるのか、吉井理人新監督(57)の投手起用がどうなるか、育ってきた若手野手を福浦和也コーチ(47)、金子誠コーチ(47)らがどう育てるのか、そういうところがカギになるでしょう。

 期待の星は間違いなく佐々木ですが、年々よくなっているとはいえ、今年は開幕前にWBCが控えている。普段とはまったく違う調整をすることになり、「今季はシーズン通してローテを守れるはず」と断言しづらいところがあります。ですから、優勝候補としてはやはり総合力の高いオリックス、ソフトバンクを挙げざるをえない。

 ソフトバンクはベテラン、中堅、若手と揃った選手層の厚さが、間違いなくリーグ1。そこに自ら飛び込んでいった近藤の存在も大きい。近藤はバットコントロールでは球界でもトップクラスの選手ですから、さらに打線が分厚くなった印象です。

 オリックスも注目するのは新戦力の森です。キャンプから開幕まで投手陣と密なコミュニケーションを取れれば、いきなり活躍することになるでしょう。なにより、山本を中心とするオリックス投手陣は鉄壁。自分の現役時代、何度目かの黄金期を迎えていた西武を彷彿とさせられましたね。先発には松坂大輔や西口文也がいて、抑えにはデニー友利、森慎二‥‥。なかなか打てる気がしなかった。山本、宮城、田嶋、山岡泰輔(27)と、今のオリックスはまさに「投手王国」と呼ぶにふさわしい陣容です。ソフトバンクとも優劣がつけがたい。

 対抗は、西武が筆頭です。投手力が向上し、昨季は高橋光成(25)、與座海人(27)、エンス(31)と2ケタ投手が3人に。打撃面とのチームバランスもいいと思います。

 厳しそうなのは楽天と日本ハム。楽天はペナントを通してチームとしての体力が続かない印象。新庄剛志監督(50)が2年目となる日本ハムは、近藤が抜けたこともそうですが、まだ戦力の充実度で他チームとは差があると思います。

*週刊アサヒ芸能1月26日号掲載

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