仕事中に疲れやストレスを感じるたびに、デスクでひとかじりする方も多いのではないでしょうか。元気が出るお菓子といえば、やはりチョコレート。
私も資格の勉強の合間に、大好物のチョコレートをよく食べています。
今回ご紹介する検定は「チョコレート検定」。お菓子メーカーの明治が主催し、チョコの歴史、製造法など幅広い知識が学べる検定です。
年に一度開催されるこの検定は今年で第3回目を迎えますが、過去2回で延べ9000人が受験するほどの人気検定となっています。
それでは、実際に例題を見てみましょう。
〈問1〉日本チョコレート・ココア協会が発表している、一人当たりのチョコ消費量(2015年度)が世界で最も多い国は①日本、②ベルギー、③フィンランド、④ドイツのうちどれ?
〈問2〉慶長遣欧使節団の一員として海外に渡り、日本人で初めてチョコを食べたとされる人物は①福沢諭吉、②支倉常長、③高山右近、④杉田玄白のうち誰?
試験レベルは初級・中級・上級に分かれており、実際の問題はマークシート形式、上級のみ「テイスティング問題」も出題されます。例題の答えは〈問1〉が④、〈問2〉が②となっています。
私は過去にあった「中上級」の試験で合格していますが、これがなかなか難しかったため、今年から新設された上級もかなりの難易度が予想されます。
ちなみに9月に行われる検定試験では、各級の成績上位5名(計15名)の方はチョコレート1年分(360個)がもらえるそうです。
読者の中には「チョコレートにそこまで詳しくなってどうするの?」と疑問に思う人も多いと思いますが、チョコを侮ってはいけません!
チョコに含まれているポリフェノールの抗酸化作用はアンチエイジングの効果があると言われています。
現在、世界で最も長生きしている116歳の日本人女性、歴史上最も長生きした122歳のフランス人女性は、両者ともチョコレートが大好物だったそうです。
お金持ちほど健康で長生きとはよく言ったもの。これからは70歳まで働く時代。いつまでも若々しさを保てれば、豊かな老後を送れるはずです。
思い切ってチョコレートで起業するのもいいでしょう。
ケーキや和菓子などと比べると、チョコレート専門店ってあまり見かけませんよね。実はチョコ市場は競争相手が少ない、いわゆる「ブルー・オーシャン」とも言われ、近年はチョコ関連のベンチャー企業や新ビジネスが脚光を集めています。
例えばカカオの仕入れから製造まで一貫して行う独自のチョコレートブランドを立ち上げたり、ホットチョコレートが手軽に作れる専用マシンを開発したり‥‥。まだまだ可能性が広がるチョコビジネスの世界。まずは「チョコ通」の称号を手に入れてみては?
(すずき・ひであき)