“お水”から美容系YouTuberに転身!門りょうの「コスメ投稿」がプチ炎上したワケ

 高級シャンパンを売りまくった実績から“アルマンド姉さん”の異名で一躍有名となった元クラブ嬢で美容系YouTuberの門りょうのインスタ投稿に、ネット上では批判が相次いでプチ炎上したという。門は美容系の動画を自身のYouTubeで配信しており、“お水系”の界隈の女性やギャルの間ではカリスマ的存在。彼女が動画内で紹介した化粧品などは即座に品薄になるなど、若い女性に多大な影響力をもたらすYouTuberとして知られている。

 問題とされている投稿では「大反響お礼で#MACからプレゼント届いた」と、化粧品をYouTubeで紹介したお礼として人気コスメブランドから化粧品のプレゼントと手紙を受け取ったことを明かし、「自腹で数々のデパコスフルメイクを購入し、数々のブランドの売り上げに貢献し、売り切れにさせてきましたが」と自身が与える世間への影響の大きさを自賛した。さらに「売り切れになったにも関わらずお礼がまだのブランドのひとは、これをお手本にし、新作やプレゼントを送ってくること」と、謝礼品を送っていないブランドに対して、忠告とも受け取れるような文言も…。

 投稿の締めには「冗談ですすみません。ちょけです。2割本気です」と綴ったが、一部のネットユーザーからは《自分がYouTubeやりたくて勝手に企画してやってるのになんで企業に謝礼を求めるの?企業だって頼んだわけじゃない》《それだけの影響力あるってわかってるならこんな発言してほしくなかった、下品すぎる》《自腹自腹って、YouTuberとして企画してるんだから経費扱いじゃないの?》《昨今の企業はこうやってフォロワー多い人に商品バラまきまくってるよな…》と猛批判を食らうことに。

 夜のクラブ嬢時代から“強気営業”で有名だった門のキャラクターを理解しているファンは「いつも通り“りょう様節”が炸裂で面白い」と言うように、サバサバとした言いっぷりが彼女の魅力なのだが、“りょう様キャラ”を知らない人や受け入れられない人たちはあまり好意的に捉えていないようだ。

 門の「お礼送ってくること」発言がここまで大炎上してしまった背景にはYouTuberやインスタグラマーといった新たなカリスマたちの登場によって、過熱する“インフルエンサーを使ったPR”に一部の消費者が不満を抱いているという現実がある。

「昔から女優やタレントなど影響力のある人物に商品を無償で提供し、使用してもらうといった宣伝方法はマーケティングの手法として確立されていますが、ここ数年、インスタグラムやTwitterなど、SNSのフォロワー数が多い人物にプロアマ問わず、企業宣伝を目的として製品を提供するケースが増えています。ほとんど広告費用がかからないのに、多くの人の目に留まるので広告効果は絶大です。しかしこういったPR戦略に対し、『美人で人気のあるユーザーにはタダでばら撒くくせに、ブスは定価で買えってか』『いくらなんでも提供PRしすぎ、フツーの女子大生とかがフォロワー多いからってもらってるの見たら買う気なくすわ』と、嫉妬もあるのかPRが裏目に出てしまった感想も耳にします」(経済誌ライター)

 門の場合、PRのために商品提供を受けているのはごく一部であり、基本的には彼女自身が自発的に忖度なしのレビューを投稿しているだけなのだが、「SNSで有名だからって企業からいい思いさせてもらえるなんて」という一部ユーザーの抱えていた不満が一気に噴出してしまったようだ。

(浜野ふみ)

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