八村塁の質問は「絶対NG」JBAの及び腰対応を関係者も不安視

 日本バスケットボール協会(JBA)と八村塁(NBAレイカーズ)の“冷戦”が継続中だ。

 2月5日から、男子代表では若手中心による合宿がスタート。一部公開で行われた初日の練習では、男子代表トム・ホーバス監督の取材対応があったが、“八村騒動”に関する質問をNGとした。

 昨年11月、パリ五輪から燻り続けていたホーバス監督と八村の“不仲”だが、JBAの強化体制と監督の指導法や手腕に対し八村がクレームをつけたことで一気に爆発。以降、代表主力選手のいきなりの口撃に面食らったJBAの及び腰ぶりばかりが目立つ。スポーツ紙記者の話。

「3日には、NBAウィザーズ時代の八村をコーチとして指導していた、コーリー・ゲインズ氏の女子代表監督就任会見が行われたのですが、ここでも『質問は女子代表に関するものだけ』と規制がかけられた。八村問題は完全にタブーになっていますよ」

 JBA関係者もこう言う。

「八村問題のゴタゴタの解決は、今のJBAの体制では厳しいでしょうね。10日には男子A代表の合宿が始まりますが、そこでも八村問題から逃げるような形をとれば雰囲気が悪化するだけです」

 身内からも危惧する声が上がっているだけに、毅然とした態度を見てみたいものだが…。

(小田龍司)

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