米国でも生ける伝説として、今やMLBのアイコンとなったドジャースの大谷翔平。野球に興味のない米国人でも名前だけは知っているという人は多い。
チームとして昨年のワールドシリーズ制覇、23年には侍ジャパンでWBC優勝を果たし、個人としても3度のシーズンMVPのほか、本塁打王2回、打点王1回など実績も申し分ない。では、競技に関係なく米国での実績が大谷に次ぐ日本人アスリートといえば誰になるのだろうか?
「実績・知名度で申し分ないのは大坂なおみ。ここ数年は全盛期に比べると物足りないですが、18年と20年の全米オープン優勝を含む4大大会に通算4勝しています。また、すでに破局したものの人気ラッパーのコーデーと交際し、子供をもうけたことも知名度アップに大きく影響したようです」(米国在住スポーツライター)
さらに、実績でいえば21年のマスターズをはじめ、PGAツアー11勝のプロゴルファーの松山英樹、元F1ドライバーで世界三大レースにも数えられる「インディ500」をこれまでに2度優勝している佐藤琢磨の名前も挙がるとか。
加えて、人気ならバスケットNBAの人気チーム、ロサンゼルス・レイカースの主力として活躍する八村塁、世界最大のプロレス団体WWEで活躍する元新日本プロレスの中邑真輔やオカダカズチカ、女子プロレスラーのASUKAやイヨ・スカイ、カイリ・セインなどの知名度も比較的高いそうだ。
「ただ、引退した人物を含めると、ダントツの知名度を誇るのが小林尊。毎年、独立記念日(7月4日)にニューヨークで開かれる国際ホットドッグ早食い選手権で6連覇を達成した人物です。米国ではフードファイターもアスリート扱いで同大会の模様は普通のニュースでも取り上げられていましたから。実際、大谷選手より有名だと言われている数少ない日本人のひとりです」(同)
米国では競技の中で素晴らしい成績を残しても知名度を上げることは簡単ではないようだ。