「闇が深い」の声も!RIP SLYME、3人で活動再開も抜けた2人の穴は…

 人数とともに魅力が半減!?

 ヒップホップグループ・RIP SLYMEが3人体制となって初となるニューシングル「Human Nature」を15日に配信を開始した。

 同グループは94年に結成され、01年にメジャーデビュー。17年4月に元メンバーでMCのSUが不貞疑惑を報じられたことが原因となり、18年10月より活動を休止していた。

 SUに加え、同じくMCだったPESも17年9月に脱退していることもあって、MC2人が抜け、2MC+1DJ体制でリスタートとなる。

 活動再開にあたって、リーダーでMCのRYO-Zは「ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、我々いろいろありまして、言えることと言えないことがあって、ファンの人たちに事情を説明することがなかなかできませんでした。それでも待ってくれていた方たちに、まず『申し訳ございませんでした。お待たせしました』という気持ちですね。これからまた、音源やチャンスがあればライブなど、楽しく前向きに活動していきたいなと思っている次第です」と、ファンへの謝罪と、今後の意気込みについて語っている。

 なんでも、活動休止中も楽曲制作は続けていたとのことで、楽曲のストックはそれなりにあるそうで、ここから5カ月連続でのリリースが予定されているとのことだ。

 そのため、活動再開を待ち望んでいたファンとしては激アツな5カ月が控えているわけだが、世間の声を拾ってみると《昔は好きだったけど、グループの闇が深いからな》《メンバー間揉め事で興ざめ…何歌ってももう響きませんね》《SUとPESがいないリップスライムって、もはや違うグループだと思う》など、期待の声の一方で、冷め切ったコメントも見られた。

「SUの脱退は自業自得であり、どうしようもないところはありますが、PESについてはメンバーたちとの不仲が原因での脱退と言われています。PES自身もツイッターにて、グループ内での自身のポジションについて『お手伝いさんというかパシリというか』と表現したり、『20年間、足を引っ張るなと言われ続けて来たのでもう迷惑はかけたくないです』『裏で会っても恫喝されて脅されて終わりますよ』とも話していましたから、厳しい上下関係に苦しんでいたことが窺えますし、これで離れたファンも多いようです。

 また、高音ラップのPES、低音ラップのSUが抜けてしまい、残ったのが中音のRYO-Zと、ILMARIの2人というのも大きいです。もちろんRYO-Zと、ILMARIのラップも違った個性はあるものの、PESとSUがいることで音楽性に幅が生まれていたことは素人目でも分かること。3人体制のRIP SLYMEの魅力について、RYO-Zも『とてもシンプルになった気がします』と答えていますが、そのシンプルさがどう受け止められるかですね」(エンタメ誌ライター)

 果たして新生RIP SLYMEは音楽ファンの心をつかむことができるのだろうか…

(田中康)

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