逮捕された夫婦の姿をたびたび見かけたという近所のコンビニの常連客はこう証言する。
「いつも2人で来て、女性は派手目な顔立ちで、服装はカラダのラインがハッキリとわかるものやバストの渓谷が丸見えのギャル系。男性は上から下まで高級ブランドで身なりを整え、清潔感がありましたね」
この2人は2月25日、卑猥動画配信の容疑者としていっせいにメディアで報じられるや、瞬く間に“異常夫婦”として全国区の有名人になってしまった。全国紙社会部記者が、事件について説明する。
「2月23日に警視庁保安課と王子署、巣鴨署の共同捜査本部は、いずれも埼玉県さいたま市の会社員K容疑者(38)とその妻M(39)を逮捕しました。ツイッターで募集した男性と、妻との性的動画をネット上で配信し、昨年3月から今年2月までに26作品を、1本350円から2000円で販売。1900万円を売り上げました」
K容疑者は取り調べに対して、「金銭目的だった」と供述し、妻のMも口をそろえて「余裕のある生活がしたかった」と語っているという。
これまで妻のM容疑者と“性的交渉”にいたった動画の出演者は、声かけ師、ワイルド風、スポーツ推薦で入学した大学生など。誰でも参加できるわけではなく、K容疑者のツイッターで募集をかける際、《関東在住》《35歳以下》《初回のみ旦那同行撮影を許可していただける方》《マッチョ》などの「必須条件」があった。どうやら初回にK容疑者立ち会いのもとで卑猥動画の撮影が終われば、その後は自由恋愛のようで、K容疑者はたびたび愛妻の「貸し出し」をツイッターで報告していた。
SNS上でのあからさまなやりとりが目立ちすぎて、警察に目をつけられた可能性は否定できない。では、卑猥すぎる妻の“貸し出し”動画で荒稼ぎした1900万円は何に使っていたのか。
「動画制作のためにスペックの高いパソコンやカメラ機材のほか、美容代に消えていたようです」(前出・社会部記者)
自宅はさいたま市中心部にある高層マンションで、現在の分譲価格は7000万円弱の物件。支出が多くても「副業」収入で生活は潤っていたのだろう。ただ、マンション住人には秘密のアルバイトだったようで…。
「ニュースで逮捕されたのを知って驚きました。マンション内ですれ違ったら挨拶するし、ご近所トラブルも聞いたことがない。女性(M容疑者)とエレベーターで一緒になると、香水のにおいがキツかったですね」(マンション住民)
小遣い稼ぎのつもりが、痛い授業料になってしまったようだ。
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※「週刊アサヒ芸能」3月18日号より