「東京チカラめし」都内唯一の店舗閉店ウラで香港から始まる「逆襲」

 かつては全国で130店舗以上を展開し、牛丼御三家に迫る勢いだった牛丼チェーン「東京チカラめし」の新宿西口1号店が、8月28日をもって閉店することが明らかとなった。これで屋号にもある“東京”の店舗が全滅したことになるが、実は今、同店は香港で人気になっているという。

「『東京チカラめし』新宿西口1号店は21日、公式Twitterで『このたび8月28日を持ちまして閉店することになりました』と告知し、『開店から11年間の感謝を込めてラスト4日間ありがとうキャンペーンを開催』することも明らかにしました。同チェーンは千葉県の新鎌ヶ谷店、大阪日本橋店の2店舗を残すのみとなり、発祥の地である東京からは完全撤退することが決まったのです」(フードライター)

「東京チカラめし」は居酒屋チェーン「金の蔵」などを手掛ける三光マーケティングフーズが2011年6月に池袋西口にオープンさせた焼き牛丼専門店で、当時は牛丼を焼くという新しいスタイルが大きな話題に。12年9月には累計100店舗を達成した。しかし、急拡大によりスタッフの教育が追いつかなかったのか、「商品や接客の質が低下した」と利用客からは不満の声が大きくなり、2年後の14年には店舗数が20店舗台にまで激減していた。

「ただ、実は21年6月に香港に1号店をオープンさせると、初日から長蛇の行列が出来るなど大盛況で、9月には2号店を12月には3号店をオープンさせています。家族連れを中心に連日想定以上の賑わいを見せているそうで、海外の他地域から出店のラブコールもあるといいますが、日本での失敗の経験から店舗は急拡大させず、徐々に増やしていくそうです」(フードライター)

 今後は海外で成功を収め、東京に再上陸する日がやって来るかもしれない。

(小林洋三)

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