ソニー「新ウォークマン」“40万円”は高いか安いか!?

 2月9日、ソニーはデジタルオーディオプレーヤー(DAP)「ウォークマン」のハイエンドモデル「NW-WM1ZM2」と「NW-WM1AM2」を3月25日に発売すると発表した。

 価格はオープンプライスとなっているが、フラッグシップモデルであるNW-WM1ZM2の店頭価格は40万円前後と予想されており、ネット上で驚きの声が相次いでいる。

「約5年ぶりの刷新となったWM1シリーズは、長年培ってきたフルデジタルアンプの技術を結集。NW-WM1ZM2は無酸素銅金メッキシャーシ、NW-WM1AM2はアルミの切削筐体を用いるなどパーツの細部までこだわり抜き、Android11を搭載したことでストリーミングサービスにも対応できるように進化しています」(モノ系ライター)

 他にもAI技術により、リアルタイムに楽曲の情景を分析、最適な状態で高音質にしてくれる「DSEE Ultimate」を搭載するなどこだわりが詰まっているというが、ノーマルモデルのNW-WM1AM2でも店頭価格は16万前後となっており、ネット上では《さすがに高すぎるわ。一体誰が買うんだよ…》《音楽なんてスマホでも聞けるのに、桁ひとつ間違ってないか?》《ストリーミングからダウンロードするなら、40万円出して買っても価格差ほどの音質の違いってないと思うんだが…》など、その高価格に戸惑いの声もあがっている。

「40万円前後という価格に驚く人も多いようですが、スマホの普及によって誰でも気軽に音楽が聞けるようになったため、むしろ低価格帯よりもハイエンドのDAPの方が人気となっているのです。一般の人にはなかなか手が出せないと思いますが、最高品質の音楽を楽しめるのはもちろんのこと、デザインもかなり洗練されているので、音楽マニアのみならずガジェット好きにもたまらない商品ですよ」(前出・モノ系ライター)

“世界のソニー”を謳うからには、ここまでこだわり抜いた製品投入は当然なのかもしれない。

(小林洋三)

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