ロッテリアが840円のジビエバーガー投入!高級路線で活路か?

 ハンバーガーチェーンの「ロッテリア」は11月29日に「ジビエ鹿肉バーガー(3種きのこのコンフィと北海道チーズ)」を数量限定で販売開始した。価格は840円。同チェーンは今年9月にも790円と高価格帯の「ジビエ鹿肉バーガー(エゾ鹿ラグーソース)」を販売しているが、高級路線で閉店ラッシュが続いていると言われる現状を脱却するきっかけとなるのだろうか。

「『ロッテリア』は1972年にロッテグループのファーストフード事業として立ち上げられ、同年9月29日に高島屋日本橋店北別館1階と松坂屋上野店で同時開店しました。当時は基本的なコンセプトもなく、なんとなく『マクドナルド』と同じようなメニューが用意されているハンバーガー屋さんというイメージでしたね」(フードライター)

 そんな「ロッテリア」だったが、2007年に「絶品チーズバーガー」が登場すると一躍注目が集まった。日本のハンバーガーチェーンでプレミアム価格の商品が投入されるのは初めてのことで、連日行列が出来るほどの大ヒットを記録。翌年には「絶品Wチーズバーガー」や「絶品ベーコンチーズバーガー」が絶品バーガーシリーズとして登場し、09年には500店舗超えを果たすほど成長を遂げた。

 しかし、その後は爆発的なヒット商品が登場することもなく、現在は約300店舗まで店舗数が減少。「マクドナルド」や「モスバーガー」はコロナ禍でも増収増益の快進撃を続けているが、「ロッテリア」は今年7月に発表した第15期決算公告によれば純損益が4億5000万円の赤字に転換するなど相変わらず不調が続いているのだ。

「『マクドナルド』と同じような商品で勝負しても厳しいでしょうから、高級路線にチェンジするのは良いアイデアだと思います。もともと『ロッテリア』は絶品バーガーシリーズや『エビバーガー』などプレミア感の強い商品が強みでしたしね。ただ、高級路線となると最近では若者の間で人気急上昇中で出店攻勢を掛けている『バーガーキング』というライバルもいます。しかも、『バーガーキング』は19年まで韓国ロッテリアが運営していましたから、同門が強力なライバルになるという皮肉…。ともかく、『ジビエ鹿肉バーガー』は斬新さもあって良いと思いますが、ライバルに勝つためには韓国系のバーガーに特化するなど独自の色を強く打ち出しても面白いと思います」(同)

 高級路線に活路を見出すことが出来るか!?

(小林洋三)

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