オリックス“驚異の11連勝”で大盛り上がりした「難読漢字」とは?

 開幕前の順位予想は最下位だらけ。12球団で最もファンの少ない球団と言われるなど、この数年はいいところのなかったオリックス・バファローズがなんと37年ぶり、阪急ブレーブス時代以来の11連勝を飾り、首位をがっちりキープ。12連勝とはならなかったものの、交流戦優勝の勢いが止まるどころか加速させる躍進を見せ、ファンを戸惑わせているという。

 勝っているのにファンが戸惑う?…なんておかしな話だが、それも当然といえば当然なのだとか。

「とにかくオリックスといえば『ザ゙・Bクラス』。開幕戦すらほとんど勝てず、ここ数年は一瞬たりとも首位に立つことがなかった。ファンもどこかそれを受け入れていて、大阪府のコロナ対策で観客の人数制限や無観客が言い渡されたときも『とくに影響なし』『それでいつもと同じ人数』『むしろガッカリしなくてすむ』なんて自虐コメントが飛び交っていました。ところが、今シーズンは交流戦の途中から大躍進でまさかの優勝。しかも、交流戦が終わったら元通り…と思ったら、その勢いのまま負けなかった。これにはファンも『ウソでしょ?』『これ、あかんやつやん』『槍でも降るんかな』『高所恐怖症なんで上からの眺めはムリ』と、大喜利状態。それを他球団のファンも面白がって、最近ではプロ野球の試合が終わる夜9時前後はオリックスに関するコメントがSNSにあふれている有様です」(スポーツライター)

 特に、ファンが盛り上がったのがある四文字熟語だとか。

「21日についにパ・リーグの単独首位に立ったんです。すると直後、この『単独首位』という言葉がツイッターのトレンドに上がったのですが、オリックスファンは『これ、何て読むんですか?』『見たことがないです』などと、ここでも自虐ネタが続出。『6月だけどパレードしてええんちゃう?』なんて投稿する人もいて、局地的に盛り上がりを見せていました」(前出・スポーツライター)

 もちろん強いのには根拠があって、先発投手陣などは12球団NO.1と言われるほどのラインナップ。単独首位でも全然おかしくないという専門家は少なくない。とはいえ、マスコミもファンもまだ「何かの間違いでは…」と疑心暗鬼状態。

 ここまできたらセ・リーグ首位の阪神と、誰も予想しなかった関西日本シリーズに向けて突っ走ってほしい。そのときファンは「首位独走」という四文字熟語が読めるかどうか?

(飯野さつき)

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