「本当に申し訳ない。それに関しては本当に申し訳ない」「ちょっと申し上げられないというか」「すみません、申し上げられません」
12月3日に行われた謝罪会見では、渡部建(48)がこう言ってかたくなに沈黙を貫いた年末年始の特番への出演情報。煮え切らない態度に報道陣からは「ガキの使いで来ているんじゃない」と、ヤジ的なツッコミが入って物議をかもしたのは記憶に新しい。だが、そんな集中砲火を浴びてまで、渡部が守り通したかったものとはいったい何だったのか…。
大晦日のバラエティ特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)に関して、渡部建の出演部分について報じたのは12月17日発売の「女性セブン」。「笑ってはいけない」という、おなじみのシチュエーションで、有名芸人2人とともに登場したという。
「記事によると渡部は、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で共演していた東野幸治やフットボールアワー・後藤輝基の3人で、恒例のバス企画に登場したそう。その際、渡部は大人しくしていたそうですが、東野が一発ギャグを披露すれば、後藤が巧みなツッコミで笑いにつなげるなど、不貞をネタにせず“笑いの刺客”としての責務をまっとうした模様。渡部がポツンと座っているというシュールな絵ヅラが功を奏したのか、『ガキ使』レギュラーメンバーはそろって爆笑し、『全員アウト』になったようです」(テレビ誌記者)
渡部といえば、「ガキ使」でのテレビ復帰をスポーツ新聞にスッパ抜かれたことで世間の批判が集中。すでに収録を終えた渡部の出演シーンはお蔵入りになったと一部で報道されている。だが、今回の“ネタバレ記事”が公開されると、ネットでは《普通に見たかった》《嫌なら見なければいいだけなのに、お蔵入りさせる必要はあるの?》などと、一部で視聴を望む声もあがった。また、東野&後藤とのトリオを編成した狙いについて、芸能記者はこう話す。
「今年の大晦日特番は巣篭もりの影響で20%超も夢ではありません。そこであえて、東野と後藤という“行列メンバー”と一緒に出演することで、『行列のできる法律相談所』復帰への布石にしようという思惑があったのかもしれません。とはいえ、世間のアレルギー反応はすさまじく、今回のお蔵入り騒動で、しばらくはどの局も渡部にオファーを出すことはない。東野にしても後藤にしても骨折り損でしょう」
それでも日テレは、渡部出演シーンの公開をまだ諦めていない可能性があるという。
「12月14日発売の『週刊ポスト』によると、『ガキ使』スタッフは、地上波での放送が難しくとも、動画配信サービス『Hulu』で流すことができないかと検討しているそう。『Hulu』は有料の会員制サービスですから、スポンサーに考慮する必要がなく、見たい人だけが選択できるシステムです。動画配信サービスの『Netflix』も、過去に問題を起こした沢尻エリカの収録済みドラマを配信しましたし、ピエール瀧も新作ドラマでの復帰が決まっている。そのため渡部も、ネット配信での復帰が有力視されているようです」(前出・テレビ誌記者)
いまだ渡部の復帰に反対する声は多いものの、もしも「ガキ使」出演シーンが公開されれば、多くの再生数を記録することになるかもしれない。