スガキヤ「大量閉店」の一因は同士討ち!? コロナ禍でも好調のライバルとは?

 8月28日、東海地方を中心にラーメンチェーン「スガキヤ」を展開するスガキコシステムズは契約満了店舗や不採算店舗など約30店舗を来年3月までに閉店させると発表した。これにより、北陸地方から同チェーンは完全撤退となる。今回の大量閉店は新型コロナウイルス感染拡大の影響によるものだが、インスタント麺による店舗離れを指摘する声もある。

「スガキヤは昨年も全体のおよそ1割となる36店舗を閉店しており、今回の大量閉店を合わせれば2年で約2割の店舗がなくなる計算になります。同社はホームページで、『今回のコロナ禍におきましては、お客様の消費行動が大きく変化し、外食の在り方自体も変化してきております。当社といたしましては、構造改革を急務とし、残る既存店の収益力のさらなる強化に努めるとともに、未来に向けた新しい取り組みに挑戦してまいります』としています」(飲食専門紙記者)

 これにネット上では、《安くて美味いのに店舗が減るのは残念》《病みつきになる味なのに客はどんどん減っているのか…》など惜しむ声がある中、《ぶっちゃけスガキヤはインスタント麺で十分だからなぁ。それで行かなくなったって人もいるんじゃないか》と指摘する意見も見られた。

「スガキヤはインスタントのカップ麺と袋麺を販売していますが、それが店の客を食ってしまっている可能性は確かにあります。というのも、客の減少によって店舗を閉店する一方、インスタント麺の売上は好調なのです。実はスガキヤのインスタント麺は『お店とほとんど変わらない味が楽しめる』と専門家からの評価も高い。今は特にコロナ禍ということもあって、インスタント麺のお世話になったという人は増えたのではないでしょうか」(ラーメンライター)

 スガキヤ(店舗)のライバルはスガキヤ(インスタント麺)だった!? 大量閉店の遠因が「同士討ち」だとしたら皮肉な話かもしれない。

(小林洋三)

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