就職難を吹き飛ばす!「アイリスオーヤマ」過去最多の新卒採用に称賛の声

 8月4日、アイリスオーヤマは2021年度新卒採用枠を当初の計画の400人から240人を増やし、1.6倍となる過去最多の640人を採用すると発表した。新型コロナウイルスの影響で多くの企業が新卒採用の縮小や見送りを決める中、同社の決断にネット上では称賛の声が相次いでいる。

「アイリスオーヤマによれば、大卒の採用を170人増やして270人に、高卒の採用を170人増やして370人にするといいます。また、2021年度からは日本経済団体連合会が推進している通年採用を導入し、海外の大学で卒業時期の異なる留学生や十分な就職活動が出来ないアスリートなど多様な人材の確保を目指すとのことです」(社会部記者)

 これにネット上では、《伸びる会社は採用スタンスからして違うね》《是非ともこの人材で商品開発だけではなく、国内生産の拡大をしてほしい》《素晴しい会社。さすがはコロナ禍にマスクの国内生産に名乗り出た企業》など褒め称える声が多く寄せられている。

「同社はコロナによって国内でのマスク生産を開始し、AIサーマルカメラ事業やEC事業の需要も高まっており、アイリスグループ28社の今年度の売上高見通しを6000億円から7000億円に上方修正するなど好調を記録しています。また、今秋には飲料水事業にも新規参入するなど事業の変革にも積極的で、『当社の事業拡大に伴う人材強化を図るため、2021年度入社の採用枠を拡大した』といいます」(経済ジャーナリスト)

 就職難の学生たちには朗報だろう。

(小林洋三)

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