「ハケンの品格」視聴率“V字回復”の起爆剤!大泉洋「出番激増」の裏事情

 女優・篠原涼子主演のドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系)の第5話が7月15日に放送され、平均世帯視聴率13.1%をマーク。同ドラマの視聴率は初回の14.2%から第2話で11.9%と急降下。第3話、第4話で11.9%、12.7%と推移していたことからドラマ関係者の間で「V字回復」と話題になっている。この5話では、前シリーズのメインキャストだった大泉洋の出演シーンが大幅に増えたことから、ネット上ではその影響力の大きさに注目が集まっている。

 このドラマは2007年に放送され、全話平均視聴率20.2%を記録したヒット作品の続編。一匹狼の最強派遣社員・大前春子(篠原)が令和の時代に復活。第5話では派遣先の食品会社S&Fに、東海林武(大泉)が13年ぶりに東京本社に課長として復帰、北海道で“美味しく痩せる”と評判のお菓子「黒豆ビスコッティ」を全国展開しようと張り切るも“ダイエット効果のデータ改ざん”が疑われ、窮地に立たされるという展開だった。

 謝罪会見にまで追い込まれた東海林。ダイエットデータの改ざんどころか、部長が証拠隠滅を指示したため100人分の女性アンケートのデータまで消失。それを知った春子が徹夜でシュレッダーにかけられたアンケートを復元。謝罪会見にも同席して、アンケートに答えた女性たちをオンラインで出演させるなどして、東海林の窮地を救ったのだ。

「前回人気を呼んだ春子と東海林の『とっくり!』『くるくるパーマ!』といった丁々発止のやり取りも復活。さらに、この2人と小泉孝太郎演じる里中賢介との『恋の三角関係』が再燃する可能性もあり、今後の展開に期待を寄せる声がネット上にも多数書き込まれています」(女性誌記者)

 今回の視聴率V字回復には、思わぬサプライズが隠されていた。

「実は大泉は、三谷幸喜が作・演出を手掛けるPARCO劇場の舞台『大地』に出演する予定で、今回の『ハケンの品格』とはスケジュールがかぶり、もともとあまり出番がありませんでした。ところが、コロナ禍で状況が一変。『大地』の初日が6月20日から7月1日にずれこんだこともあって、スケジュールが空いたため、急遽台本を変更してドラマの出演シーンを増やすことになったそうです」(芸能ライター)

 なお舞台「大地」は8月1日まで行われる見込みだが、コロナ禍の舞台事情によって、大泉洋の出演シーンが増えて視聴率アップにつながったとは皮肉な話。“神風”は吹き続けるのか。今後の展開に期待したい。

(窪田史朗)

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