前回の発言と矛盾している!? 元プロ野球選手で野球解説者の張本勲氏が6月7日放送の報道番組「サンデーモーニング」(TBS系)にリモート出演。米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手に対して苦言を呈している。
この番組では大谷選手の練習の様子が報じられていたが、その投球動画を見た張本氏は「いやー、本調子じゃないね」と判断。さらに「今年やってもそんなに大きな成績は残せないと思うよ」ともキッパリと言い切っている。
そう判断する理由については「なぜなら人気者だから、あちこちに出てるわね。タレントじゃないんだからねぇ。練習で体を鍛えてもらいたいわねぇ」と、本業がそっちのけになっていることを指摘。
これを受け、司会の関口宏が「ああいう絵だけだけど、いいんじゃないかな、なんて思うけど」と反論しても、張本氏は「いやいや、決して良くないですよ。躍動力がないもん」とやはり自分の考えを譲ることはなかった。
同じくリモート出演した元プロ野球選手の新井貴浩氏は「すごく元気そうだなと印象を受けました。腕もしっかり振れてましたしね」としっかりとフォローを入れていたが、相変わらずの張本節には野球ファンも良くは思ってもいないようで「張本さんって、大谷選手には文句・批判が特に多いよな。才能を妬んでるのかな」「大谷くんは張本さんの言ってることは無視して頑張って」「安定の老害ぶりだな」「大谷君が鍛えたら鍛えたで文句を言うくせにホント滅茶苦茶だよな」など、批判気味な声が目立っている。
「そもそも開幕が決まっている日本と、まだどうなるかわからないアメリカとでは選手の仕上がりに差が出てしまうのは仕方がないところ。また、今回番組で紹介された投球動画はわずか10秒ほどであり、その映像を見た限りで張本氏は大谷がトレーニングを怠っているように感じたのかもしれませんが、一概に練習をないがしろにしているとは言い切れませんよね。
それに2月頃のスプリングトレーニングにノースリーブのシャツを着た大谷のボディがやたらとムキムキで話題となった時には張本氏は『ダメだねぇ、大谷は。あんな体つくっちゃダメ。プロレスじゃないんだからね。野球に必要なものだけでいいんです。ケガしますよ』と、ウエイトトレーニングに対して否定的な発言をしていました。野球選手のウエイトトレーニングについては肯定派、否定派もそれなりにいるため、甲乙つけがたいところはありますが、もし大谷がこのコロナ禍の中でトレーニングを頑張っていることが目に見えるほど、トレーニングをしていたとしても、張本氏であればいちゃもんをつけるビジョンが容易に想像できてしまいますよね」(スポーツ紙記者)
昨年6月に大谷選手があのイチロー氏でもなし得なかったサイクルヒットを記録した時にも「アメリカのピッチャーは質が落ちた」「大谷翔平は運がいいね〜」「ちなみに私は二十歳でやってますからね」」など、褒めるどころか何故か対抗意識をむき出しにした張本氏。素直に大谷を褒める日は訪れるのだろうか。
(田中康)