プロ野球・巨人の原辰徳監督ら5人が4月24日、新型コロナウイルス患者のために医療機関で働く人たちを支援するため、計5000万円を東京都に寄付した。同日、複数のメディアが伝えた。美談だが、原監督の「黒歴史」も蒸し返されることにもなったようで……。
寄付をしたのは原監督のほか、阿部慎之助2軍監督、坂本勇人内野手、丸佳浩外野手、菅野知之投手の5人。それぞれ1000万円ずつ、合わせて5000万円を東京都に寄付した。球団としても同日、医療マスク1万枚とサージカルマスク3万枚、環境除菌用クロス3000パックを東京都に寄贈したと報じられた。
原監督はビデオメッセージを通じて「全てはコロナの感染者をなくすためです。医療従事者の方に感謝と敬意を込めて送ります。大変な仕事ではありますが、よろしくお願いいたします」とエールを送った。正義感あふれる原監督らしいメッセージだが、かつては“スキャンダルをなくすため”に1000万円どころではなく、1億円もの大金を払っていたと聞いたら、ファンは驚愕するのではないだろうか。
「2012年の『週刊文春』が原監督の過去の女性問題を報じました。原監督が現役時代の1988年頃の女性問題を発端とし、06年に反社会勢力の男2人が原監督に1億円を要求。原監督は支払いに応じたと書かれました。また、相手が反社会勢力であるとの認識はなかったといいます。ネット上では《自分のスキャンダルでは1億円を支払っているのに、新型コロナウイルス対策では1000万円の寄付ですか》といった主旨の書き込みがありますが、原監督の寄付は立派な行為だと思います。昔のスキャンダルが蒸し返されて、ちょっと気の毒です」(週刊誌記者)
女性問題も新型コロナも手強いことには間違いない。
(石田英明)