石原さとみ「印税未払い」で審議入り「田中みな実はギャラもらえたのか」問題

 解雇の理由が「印税未払い」というのは本当なのだろうか?4月13日付の「週刊女性PRIME」で報じられた、田中みな実が激怒しているという件で、出版関係者が首をひねっているという。

 同記事では、田中の大ヒット写真集「Sincerely yours…」を出版した宝島社のカリスマ編集者で社員のA子さんが解雇され、そのA子さんを信頼していた田中がその処分に対して「ありえない!」と激怒しているとレポート。解雇の理由は、A子さんがかつて担当した石原さとみ写真集の印税が未払いになっていたことが原因だとしている。しかしそこに疑問があるというのだ。

「宝島社では2017年に石原の写真集『encourage』を発行。これが売れに売れて同社では15万部突破記念スペシャルサイトを開設していたほどです。同写真集の定価は税抜き2500円なので、印税10%と計算すると3750万円の印税が発生していることになります。これが未払いというのは出版社の常識として考えられません。どんな会社でもそうですが、出所不明の利益が数千万もあるのに年度末の決算で判明しないのは明らかに異常だからです」(出版関係者)

 しかも同写真集はリリースから2年後の2019年に、石原さとみ企画&編集との触れ込みで「encourage 特別版」として続編が発行されている。まさか印税が未払いのままで、続編の企画が実現したとでもいうのだろうか?

「石原の所属するホリプロは巨額の未払いに激怒し、石原を表紙で起用する予定だったファッション雑誌など、宝島社の出版物すべてで出演を取りやめたと報じられていました。しかし本当に未払いだけが理由であれば、通常はそこまでこじれる前に、上層部同士の手打ちで済ませるもの。そもそも未払いの原因がA子さんの怠慢にあったとしても、その上司や経理部門にも責任はあるわけで、彼女一人に解雇という重い処分を下すのは企業倫理としてもおかしな話です。それゆえに今回の解雇劇には、記事には触れられていない裏があると考えるのが自然ではないでしょうか」(前出・出版関係者)

 ちなみに60万部を突破した田中みな実の「Sincerely yours…」の定価は1980円。印税10%とすると、単純計算で約1億2000万円のギャラが発生したことになる。担当編集者だったA子さんを擁護する立場にまわったということは、もらえるものはしっかりともらえたということか……。それとも宝島社に怒りの声をあげたのは、いまだ「未払い分」が残されているということか……。

 いずれにしても、石原側からも田中側からも三下り半を叩きつけられる形となった宝島社。よほどの大きなトラブルがあったのかもしれないが、その真相は黙して語らずのままになるのかも……。

(北野大知)

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