フジとは比べ物にならん!テレ東、視聴率低迷とは裏腹なネットでの評価

 テレビ東京の小孫茂社長が3月28日に催された定例会見に出席し、同局の視聴率が芳しくない現状や春以降の巻き返しへの意気込みを語っている。

 テレビ東京による番組の視聴率に関して、“停滞感”と表現した小孫社長は「前年より低い状態に歯止めがきかない」と嘆くと、「新しさを追求するしか手立てがない。4月改編でもう一回巻き直していくという決意を固めてるところ」と話し、4月23日開幕でテレ東が中継する世界卓球2019に復調の切り札としての期待を込め、「一種の看板である世界卓球で、日本の男女、奮闘されると思いますので」と説明した。

「苦しい状況が続くのは他の地上波放送局も同様ですが、テレ東の場合は“果敢に攻めた結果の停滞”といったイメージがあり、視聴者からもこれまでのテレ東の斜め上な視点や方針に対して『視聴率の面で言えばそうかもしれませんが、番組作りが素晴らしい』『フジテレビとは比べものにならない面白さがある』『テレ東は我が道を行けば良い』『横並びのメディアに風穴をあけてる』との評価があります。また、現在騒動となっている“レオパレス問題”をいち早く特集し、一石を投じた同局の『ガイアの夜明け』にも再び注目が集まっている。視聴率という観点ではなく、テレビ東京がお茶の間へ与えているインパクトや前衛的な姿勢を讃える声がネット上には多く見受けられますね」(テレビ誌ライター)

 とはいえ、視聴率の低迷が広告収入に響くのは自明の理であり、トップとして小孫社長が現状を傍観するわけにはいかない。

 4月の改編では“テレ東は変わらない、なんでもやる元年!”をキャッチフレーズに据えることが決まっている同局だが、視聴率も好感度も高い地上波放送局という理想的な2冠を達成することはできるだろうか。春からの巻き返しに期待だ。

(木村慎吾)

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