大手企業4社による「ツイッター旅企画」にヤラセ疑惑浮上の波紋

 タニタなど大手4社のツイッター担当者がサイコロを振って移動先を決めるツイッターの人気企画「タニタ式どうでしょう」で、ある鉄オタが一枚の切符写真から“ヤラセ疑惑”を指摘し、波紋を広げている。
 
「同企画は、北海道のローカル番組『水曜どうでしょう』の嬉野雅道ディレクターから許可を得て17年にスタート。4社の担当者が本家同様にサイコロを振りながら珍道中を繰り広げるツイッターの人気企画で、第4弾となる今回もタニタのアカウントが『真面目に行き先も行く方法も伝えないスタンスで行くぞぉ』と宣言して旅が始まったのですが…」(ネットライター)

 12月5日に1社が「新大阪駅からの行き先が決まったわれわれ」と投稿し、新幹線の切符をアップすると、鉄オタを名乗るアカウントから「隠したつもりなんだろうけど、鉄道オタクにはバレてしまう(2-タ)発券。君ら東京で予め行程組んでたんだろう?どうでしょう名乗るんならつまんない自作自演なんかしてないで正々堂々サイコロ振りなさいよ」との指摘が入ったのだった。
 
「アップされた画像の切符の下部に記載されている(2-タ)とは、最初の数字が切符を発券したJRの会社を表しており、1はJR北海道、2はJR東日本、3はJR東海、4はJR西日本、5はJR四国、6はJR九州と決まっており、また最後の”タ”は切符を購入した会社から別の会社へ移動する際に付けられるものなのです。『新大阪』でサイコロを振って同じくJR西日本の『相生』に行き先が決まったそうなので、本来であれば切符には(4-)と記載されていなければならないのですが、実際には(2-タ)となっているため、JR東日本のどこかの駅で事前に切符を発券していたことが分かってしまったのです」(鉄道ジャーナリスト)

 これに対してネット上では《いきあたりばったりの旅なのに、何だかおかしいとは思っていたけど、やっぱりヤラセか》など失望する声が相次いでおり、一方で《切符の下の文字にそんな意味があったとは知らなかった》などの声も数多く寄せられている。
 
 疑惑に対するコメントを発表するのだろうか…?

(小林洋三)

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